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【幸せを得たいと思ったら、それを理解するしかない】 M・メーテルリンク [幸せの哲学]

こんにちは。

5日前の【トップダウン】の続きになります。

幸せになるためにはどんな心の持ち方をしたらよいか?
・自分を受け入れること
・人間関係に心を開くこと
・自立すること
・自分の人生を自分で決めること
・現実的で実行に移しやすい目標を立てること
の5つだそうです。


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本


ボトムアップの幸せは、外的なことでした。
トップダウンは、内的なことです。

きょうは、【自立すること】と【自分の人生を自分で決めること】という一見当たり前のことに光を当てます。

本から抜粋していきましょう。*****

【自立すること】

〈外的な条件〉は私たちの〈幸せの土台〉を築いてくれます。

でも、それにどっぷりと依存してしまったら、決して幸せになれません。

「子どもがいることと幸せの関係」や「仕事と幸せの関係」の項でも触れましたが、

〈モノ〉〈地位〉〈人間関係〉〈活動〉にあまり頼りすぎると、逆に辛い思いをしてしまうことがあるのです。

〈空の巣症候群〉・・・・〈ワーカーホーリック〉・・・

何かに依存してしまうと、それを失ったときに辛い思いをすることになるのです。

私たちは自分を〈幸せにしてくれるもの=外的な条件〉を大切にしながらも、

それに依存しないようにする必要があります。

・・・・

【自分の人生を自分で決めること】

日常のささいな出来事から、人生の岐路における重大な選択に至るまで、

何かを選ぶときはあなた自身が決めるようにしましょう。

そうすれば、その選択の結果としてどんなことが起こっても

「自分で決めたことなのだから」とある程度は納得できるため

必要以上に公開や不満を感じなくなります。

つまり、不幸になりにくくなります。

納得してから自分で決めること。

*****以上が本よりの抜粋でした。


自立といっても、いろいろとあるものなのですね。

何かに過度に依存してしまわない!・・・・子どもや、仕事、活動・・・こんなことからも自立せよ~

バランスを持って生活したほうが、幸せに近いようですね。


また、自分で決定するほうが、不平や不満が少なくなる・・・責任転嫁もしなくて済みます。

それに、我慢できる状態も長持ちすると思います。

なるほど!

さて、最後【現実的に実行に移しやすい目標を立てること】

本より抜粋していきます。*****

「幸せになるには具体的なものを求めなくてはならない。

観念的に幸せを求めているだけでは幸せになれない。」

〈目標〉を掲げるだけではなく、それに向かって〈行動〉することも大切です。

夢ばかり追っていて、幸せになるために何の努力もしなければ、

幸せになどなれるはずがないのです。

・・・これまで述べてきた〈内的条件=心理条件〉を備えるには、

いったいどうすればよいのでしょうか?

それは、〈心の能力〉を高め、自分自身や世の中に対する理解を深めること

〈自己啓発〉を行うことです。

〈自己啓発〉によって、私たちは自分を受け入れられるようになったり、

自立しやすくなったり、人間関係の幅が広がったりと、

幸せに向かって現実的に行動する力がついていきます。

以上が抜粋でした。*****

著者は、このあと、心理セラピーと自己啓発はよく似ている!と述べています。


mameは、以前より哲学的なことにも、心理学的なことにも、魅かれていましたので、納得です。

自己を成長させていく=自分の内面を見つめる・・・ことが必要になります。

内面をみつめ、自己がどのようなものかがおぼろげながらも見えてくると、

こんどは、どう行動すれば、というような方向性が見えてくるのではないかと思っています。

【逆境】で、どのような対応をしていくかも、ずっと考えてきました。

幸せについてしばらく書いておりましたが、また明日からは 【逆境脱出】についての言葉をご紹介していきたいです。

それでは、また~~♪









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【トップダウンの幸せ】 こころのレシピ [幸せの哲学]

こんにちは。

これからの部分は、私にとっては耳に痛いところなんです。

でも、あえて、逃げずに書いてみましょう。

昨日の5つのポイントのうち、始めの2つです。

【自分を受け入れること】
【人間関係に心を開くこと】


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



以下は本よリの抜粋です*****

【自分を受け入れること】

自己評価が低いとなかなか幸せになれません。

ここでひとつ気をつけなくてはならないことがあります。

自己評価を高くするのに必要なのは、決して〈自己の欠点をなくす〉ことではありません

必要とされるのは、〈自分の欠点を受け入れる〉ことです。

・・・・・

自分を責めてしまうのです。必要以上に・・・・。

けれども、そんなことをして何になるのでしょう?不幸な気持ちになるだけです。

ミスをしてしまった時に私たちがすべきことは、自分を責めることではありません。

「いけない。失敗してしまった・・・。でも、こんなこともあるさ。

よし、次からは気をつけるぞ」という姿勢が大切です。


私たちが〈幸せ〉になるためには、自分自身が不完全な人間であることを受け入れて、 自分自身と仲良くやっていくことが必要なのです。


【人間関係に心を開くこと】

パートナー、子ども、友人、両親と良い関係を築いていれば、私たちはそれだけ幸せになりやすくなります。

でも、実のところ、自分から進んで良い人間関係を築く努力をしている人は、それほどたくさんはいないのです。

ほとんどの人が、相手のほうから自分に関心を示してくれたり、近づいてくれたりするのを待っているだけです。

でも、本当に〈良好な人間関係〉を築こうと思ったら、ただ待っているだけではだめなのです。

じぶんから積極的に相手に近づいていく努力が必要です。

まずは、こちらから相手に心を開くこと。それが大切です。

・・・・私たちは、どんな人と交流する時でも、お互いに〈幸せ〉を与えあうことができます。

だから、深い交流だけでなく、広くて浅い交流もなおざりにしないようにしましょう。


以上が本よりの抜粋でした。*****

ココで重要なことは、

自分をそのまま受け入れること!と、

人間関係そのものに〈心を開く〉ということ!


相手がどのような反応をしてくるかがわからないことって、予測がつかないので、難しいです。

自分に対しても、他の人に対しても、心を構えるのじゃなくて、窓を開け放して風を入れるように、 こころの扉を開けて、自分自身のことも、他の人のことも、とにかく入って~~とwelcome状態にしてみることでしょうか。

自分自身に対する評価が低くなることも、結局は他の人の評価を気にしている自分がどこかにいるのではないでしょうか?

他の人からの評価も、自分の評価も、そんなものはたぶん、あてにならないんです。

それよりも、開け放った心の扉から、言葉や心にそのまま入ってもらって、

そして、それにただ答える。 考えすぎない!

もっとシンプルでいいんじゃないかと。。。。


このように言ったら、こう反応が来るかな・・・などと心配しすぎずに、

もっとダイナミックに、あるがまま、そのまんまで過ごしたらどうなるんでしょうね。

やってみる価値があると思いませんか?

うん、ぜひやってみたいという自分になってきました。

【ここだな】での修行中ですが、新たに【心の扉を開け放つ】メニューが追加。

それでは、また明日。続きです。

あっ、アランの【自分のことを考えるな。遠くを見よ】も心を開け放つことに通じるかも~~♪

入ってきてもらうだけじゃなくて、自分も扉を開けたことで、遠くが見えるんだ。

そしたら、自分のことなんか忘れちゃうに違いない!





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【ボトムアップの幸せ】と【トップダウンの幸せ】 こころのレシピ [幸せの哲学]

こんにちは。

今日も読みにいらしてくださっている皆様、ありがとうございます。

なんと、自分でも信じられないのですが、のべ一万人以上の方々が読んでくださいました!!

ありがとうございます~~感謝です![わーい(嬉しい顔)][晴れ][ぴかぴか(新しい)]

うれしくって【コルネット】というお菓子を自分にプレゼント!しかも二本も! (スイーツのブログにアップしてあります。)左の読んでいるブログから遊びに行けます!

さて、今日は【ボトムアップの幸せ】と【トップダウンの幸せ】です。


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



オーストラリアのある研究者の考えです。

以下は本よりの抜粋です。*****

幸せになる条件として、〈トップダウン〉と〈ボトムアップ〉の二つを挙げています。

〈ボトムアップ〉とは、〈幸せは下からあがってくる〉という意味で、

・・・〈幸せの外的な条件〉を積み重ねることで幸せを感じる機会が増えていき、

最後には幸せになれる、という考え方です。


〈トップダウン〉というのは、〈幸せは上から降りてくる〉という意味で、

自分の身に幸せがやってきた時にきちんとそれに気づくことができる人だけが幸せになれる

逆にいうと、それを感じとる心の態度が整っていない人は、幸せになれない、という考え方です。

このふたつはどちらが欠けても幸せにはなれません。

〈ある程度の財産を持つこと〉は〈ボトムアップ〉の大切な条件の一つだと思いますが、

アメリカのある調査によると、〈最も裕福な人々のうち37パーセントの人が、

日々の心理的満足度について、国の平均を下回っている〉という結果も出ています。

その人たちは、恵まれた環境にいるのに、自分たちが恵まれていることに気づく心の準備ができていない―― 〈トップダウウン〉ができていない状態にいるわけです。

では、〈トップダウン〉できる〈内的な条件=心理的な条件〉とは何でしょう?

ポイントは5つです。

●自分を受け入れること

●人間関係に心を開くこと

●自立すること

●自分の人生を自分で決めること

●現実的で実行に移しやすい目標を立てること

以上が本よりの抜粋でした。*****


明日からこの一つひとつの解説をアップしていきますので、それをお読みになっていただけますと、より詳しく理解できると思います。


天風先生は、幸せを感じ取れる心持ちにしておきなさい~という意味でもあったのでしょうね。

皆さん、【幸せ敏感体質】を創っていきましょう!

敏感になれば、日頃見逃していた幸せが、ゴロゴロとそのあたりにあったりするのかもしれませんよ!

それでは、また明日~♪




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【つくっていく幸せ】 こころのレシピ [幸せの哲学]

こんにちは。

幸せになるためには肯定的なヴィジョンが大切だ・・・とクリストフ・アンドレ氏は述べています。

昨日の恩師からの手紙の続きです。(本よりの抜粋)

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



―― 悲しい思いをしている友達のそばにいて、話を聞いてあげた時

―― 心の葛藤と闘い、それに打ち勝った時

こういった例を見れば、〈幸せは待っているだけではなくつくりだすものだ〉ということがよくわかります。

では、〈幸せをつくっていく〉ためには、いったい何が必要なのでしょうか?

わたしはそれは〈幸せに対して肯定的なヴィジョン〉を持つことだと考えます。

幸せに対して〈否定的なヴィジョン〉を持っていると、

今現在の抱えている悲しみや苦しみからなかなか抜け出すことができません。

〈否定的なヴィジョン〉を〈肯定的なヴィジョン〉に変えることはできるのでしょうか?

答えは、「できます」です。

〈幸せ〉に対するヴィジョンは人それぞれの主観によって大きく変わります。

したがって、主観を変えれば、―― 物事に対する考え方を変えれば、ヴィジョンを変えることはできるのです。

以上本より抜粋でした。*****



さて、ここで中村天風先生にご登場願いましょう~~~

中村天風一日一話 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話

中村天風一日一話 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/08/06
  • メディア: 単行本



本よりの抜粋です。*****


【本当の幸福】

本当の幸福とは、自分のこころが感じる、平安の状態をいうのだ。

いくら心身統一法を何十年やっても、幸福は向こうから飛び込んでくるのではない。

自分の心が、幸福を呼ばなければ、幸福や来やしない。

だから、現在の生活状態、境遇、環境、職業何もかも一切のすべてを、

心底から本当に満足し、感謝して活きているとしたら、

本当にその人は幸福なのである。

以上本よりの抜粋でした。*****

二人共に、近いですね。

まず、今の状況をそのまま、肯定して、満足し、感謝する・・・そこから、始まってくるのだと、

主観を変えて、今を認める、感謝する、ソコカラ、始めてみましょう!!

ココに生きていること、そのことだけでも、本当にありがたいことだと思います!!




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【与えられた幸せ】 こころのレシピ [幸せの哲学]

こんにちは。

*ダイアモンドダスト*で、雪の結晶が太陽の光でキラキラしていて、すてきな朝です。

旭川は、寒くなると雪の結晶がそのまま、崩れることなくふり降りてきます。

黒いコートを着ていると、はっきりと結晶を見ることができて、目を楽しませてくれます~~**


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



【与えられた幸せ】

幸せの瞬間・・・前回の《喜び》と同じように思えるのですが、著者は《幸せの瞬間》と呼んでいます。

クリストフ・アンドレ氏の恩師の手紙からです。(以下は本より抜粋)

先日、私がどんな時に《幸せ》を感じるか、君は質問しましたね。

その答えとして、最近の体験をいくつか思いついた順に挙げてみます。

―― 妻が家のなかに花を活けてくれた

―― 朝、部屋の窓を開け放ち、好きな景色を眺めた時

―― 電話で我が子たちの明るく元気そうな声を聞いた時

―― 友人たちと一緒にモリバトのソース煮を食べた時

―― 孫たちと初めて長い議論を交わした時

―― 鶴が芦辺に舞い降りて、神秘的な声でなく姿を眺めた時

―― 壊れた雨戸を修理し、きちんと開閉するようになったのを確かめた時

―― 遠方に住む友達から突然電話をもらい、
    「旅行で近くまで来ているので、夕方ごろに是非そちらへ立ち寄りたい」と言われた時

―― 森の中を一人で散策して、時々立ちとまっては自然の様々な声に耳を傾けた時

―― 生い立ちと年代物のアルマニャック産ブランデーを味わった時

毎日の生活のなかには、〈ありふれてはいるけれど、とても甘美な瞬間〉というものが。あるものです

恩師と私はこれを〈幸せな時間〉と呼んでいるのですが、恩師の手紙にあったいくつかの体験は、まさにこれにあたります。

・・・ほとんどが自力で得たものではなく、まわりの状況がもたらしてくれたものだということがわかります。

つまり〈与えられた幸せ〉です。

・・・こういった〈状況〉は、私たちが〈幸せ〉に近づく第一段階に過ぎません。

それよりも、もっと先に進むためには、〈与えられた幸せ〉だけではなく、 〈つくっていく幸せ〉というものを考える必要があります。

以上が本よりも抜粋でした。*****


明日は、〈つくっていく幸せ〉です。

もう一つのブログでも、『幸せにだけ敏感になる』を書いています。

http://ameblo.jp/tabibitomameta/

びっくりしましたが、このアメーバのブログに書いたことと似たようなことが、『こころのレシピ』の3つさきにありました。

『幸せを自覚する』って!!

これも、なんだか幸せなサインのような気がします~~♪


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【自分磨き】 mame [幸せの哲学]

こんにちは。

「アランの幸福論」のNHKの『100分de名著』からです。

合田正人先生が、礼節というフランス語の意味は《皮膚》そして《自分》。

そして磨く(ポりッシュ)にもつながる語だとおっしゃっていました。


そこで、今回のテーマは『自分を磨く』 です。

アランの礼節とは、他人に対してのみならず、自分にも礼儀正しく・・・ということなのだそうです。

自分に対して粗野な態度でいるひとは、やはり他人に対して同じようになりやすい・・・ともとれます。


他人に対する礼節のある態度のように、自分のことも大切に思うのならば、礼節を持って接していこう!

それが、『自分磨き』だとおもいます。


自分が、真っ黒の石で、まあるい形だとします。

毎日いろいろなことがあって、曇りが生じたり、汚いものが付着したり、・・・・と一日が終わる頃には、最初の輝きがなくなっています。


それを一日の終わりに、きちんと磨いて、ピカピカの状態にしてから、「今日も良くやった!」と自分に言い聞かせてから就寝してみませんか?

これも「自分磨き」の一つだと思います。


また、逆境に陥った時も、そこでそのことに取り組むことで、それを乗り越えよう!とすることで、自分が磨かれ、ステップアップできるんだ!と思ってみる。

コレも「自分磨き」なのだと信じて、立ち向かうことです。


逃げれば逃げるほど、怖くなります。

立ち向かったり、積極的な行動で向かうと、肝が据わって、かえって落ち着くことはありませんか?

この『自分を磨く』は、二つの意味、毎晩磨く自分 と 逆境に立ち向かい自分を磨く・・でした。

内的と外的なこと、それが新しい自分を創ってくれる!そう信じて、邁進していきましょう~~♪



アラン『幸福論』 2011年11月 (100分 de 名著)

アラン『幸福論』 2011年11月 (100分 de 名著)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: ムック



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【喜びと幸せ】 こころのレシピ [幸せの哲学]

こんにちは。


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



本よりの抜粋です。*****

〈喜び〉と〈幸せ〉

ニコラと言う男性はこう語ります。

〈幸せ〉っていうのは、なんだか曖昧だよね。

それに比べたら、〈喜び〉のほうがずっとはっきりしている。

家族で集まってパーティーをした時、大切な仕事をやりとげた時、スポーツの大会で優勝した時、懐かしい友人に偶然再会した時、・・・・。

こんなふうに、いつどんな時に喜びを感じたのか、しっかり覚えているからね。

・・・・それに比べると、〈幸せ〉っているのは、もっと・・・心の奥で感じるもののような気がする。まあ、その分、不思議っていうか、神秘的なんだけどね。


では、〈喜び〉と〈幸せ〉のちがいとはなんでしょう?

なんといっても〈喜び〉が〈感情〉であって、それ以外のものではないということだと思います。

そのため、基本的には短い間しか続きません。

これに対して、〈幸せ〉は感情だけではなく、つねに〈意識〉と結びついているので、もっと長い間続きます。

《幸せは期間であり、歓喜は瞬間である》という言葉はこのことを言っています。

・・・また〈喜び〉はまわりで起きたことに対する〈反応〉であるため、多くの場合は外に理由があります。

これに対して〈幸せ〉は特に外に理由がないのに、心の中で自然に生まれることがあります。

〈幸せ〉は常に晴れやかなもので、「静けさ」や「穏やかさ」に近い性質も持っています。


以上が本よりの抜粋でした。*****


何か少し、はっきりしてきたように感じます。

私が自転車に乗り、風をきっているときに感じている〈幸せ〉は、実は〈喜び〉だったことがわかります。

その瞬間だけのものだったわけです。

もっとジンワリと長く続くもの、そして、心の奥から来るものが〈幸せ〉なのだそうです。

何か辛いことがあって、心が閉ざされている時に、その暗い心の鍵を開けてくれるパワーは〈喜び〉が持っていて、〈幸せ〉に近づける原動力になるのだそうです!

〈喜び〉をたくさん感じることが、何か鬱積している想いを突破していく力になってくれる!・・・そう言っても過言ではないでしょう。

小さな喜びを感じることが、心をマッサージしてくれて、ほぐしてくれて、より〈幸せ〉に近づくステップになると思うと、大切にしなくちゃ~♪と思います。

《喜びは幸せのなかで一番大きな要素であり、また幸せに一番近い要素である》
                                             アンドレ・コント・スポンヴィル

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〈幸せ〉と似ているけれどちがうもの [幸せの哲学]

こんにちは。

昨夜は、夢みました。

駅を降りると、あるはずのない青い大きな海がせりあがって見えて、驚きと感動。

真っ青な海・・・何を意味しているのかな?

あるはずのないところに感動があるよ・・・という意味かしら?



こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



今日は、〈幸せ〉と似ているけれどちがうもの
本より抜粋です。*****

〈欲望の満足〉と〈幸せ〉

〈欲望を満足させる〉ことで、〈幸せになろう〉とした人が、取り返しのつかない過ちを犯してしまうことがある・・・

数多くのギリシア悲劇でも、登場人物が愛や権力や栄光を求め、その欲望を追求するがために苦悩し、あげくの果てに転落していくさまが描かれています。

これが〈幸せになろう〉としてひとのすることでしょうか?

〈幸せになろう〉とするなら、もっとほかのやり方があるのではないでしょうか?

また仮に〈欲望を満足させて、幸せを味わった〉としても、その幸せはすぐに消えてしまいます。

19世紀のイギリスの詩人で劇作家のオスカー・ワイルドはこう言っています。《人生における悲劇は二種類しかない。ひとつは欲するものを得られない悲劇。もうひとつは欲するものを手に入れた悲劇だ。》

仏教では、〈苦しみは欲望から生まれるため、苦しみから抜け出すには、欲望を実現させるのではなく、欲望を捨て去ることが必要だ。〉と言います。

この教えの意味するところは、〈欲しいのに手に入らないから苦しくなる。だから、欲しいと思うのをやめよう〉ということだと思います。

また、それを幸せに関連づけて言えば、〈物質的な目標を追うことで、幸せをつかもうとしてはならない〉と言うことであると思います。

物質的な目標は、仮に〈幸せ〉の役に立つことはあっても、〈幸せ〉そのものにはなりません。


〈幸せ〉について考える時、これは大切なことです。

以上が、本よりの抜粋でした。*****

一見、金銭的に豊かである、大きな会社を経営している、ステキな家に住んでいる、高級な車に乗っている・・・・などが、イコール〈幸せ〉にも思えるけれど、実はそれらの物質は〈幸せ〉に役には立つけれど、〈幸せ〉そのものではないのですよ!と言うことなのですね!

賛成! なぜなら、物質は壊れ、古くもなり、永久ではありませんし、いつもそこにあると、不思議なことにそこにあることが普通になってしまいますよね。つまり、いつもそこにあると、普通になって、幸せを感じなくなってしまうと言うことだと思うのです。

どんなに大きくてステキな家に住んでいても、変わらず掃除はしなくちゃいけない・・・となると、私は小さな家のほうが断然いいな!

お金も、高級車も、あってもいいけれど、いつもなくならないか、傷つけられないだろうか??とか心配事が増えますよね。

心に感じる〈幸せ〉って、そんな心配事や、古くなったり、壊れたり、がないことなんじゃないかな・・・・?と思うわけです。

いや、まだまだ結論を出すまでには時間がかかります。

(まだ14ページ・・・全部で296ページもある本なので・・・・)

そんなに簡単に結論を出さないのが、精神科医のようです。

mameの適当ピックアップで、大雑把ですがご紹介できるように~~と思っています。

明日もヨロシク~☆


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準備ができている人に幸せは訪れる 『こころのレシピ』より [幸せの哲学]

こんにちは。

皆さんの初夢はどのような夢でしたか?

私は・・・ぐっすりと~~真っ暗のまま、朝を迎えてしまい・・・・初夢なし!
あーもったいない!!


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



うえの本より抜粋です。*****

私のもとに相談に見えたある女性の話を聞いてください。

その女性がこんな夢を見たといって、話してくれたのです。


私はある家のなかにいました。・・・私は気分がよく、とても落ち着いていました。

ふと見ると、隣室へと続くドアがわずかに開いています。

私はそのドアを開けてみたい思いにかられましたが、なぜかどうしてもできませんでした。・・・

家のなかはすべてが乳白色の光に包まれていました。

身体が無重力のようにふわふわして、普通に歩くこともできるのですが、宙に浮いたまま移動することもできました。

そのうちに、隣室に入ってみたいという思いはどんどん強くなってきました。

そこには、私をこれほど満ち足りた気持ちにさせてくれる何かが隠れているはずです。

そこに入れば、きっともっともっといい気分になれるでしょう。

でも、入ることはできませんでした。

こうして、とうとう願いがかなわなかったにかかわらず、それは私にとってとても心地よい夢でした。・・・


この夢では〈幸せ〉というものがどんなものであるのか、象徴的に示されているように思います。

その女性の話を聞きながら、私はそう思いました。

〈幸せ〉とは近くにいるだけで気持ちいいのに、本当にそこに近づこうと思うと難しいものなのです。

以上が抜粋でした。*****


〈幸せ〉という言葉自体があいまいなもので、実体のないものなので、

自分が〈幸せ〉と感じていることが本当の〈幸せ〉なのかどうかも、ハッキリしません。

私は、自転車で橋を渡るときにいつも「ああ、幸せ!」と思うのですが、

それってイコール気持ちよかった・・・ということのような気がしています。


明日は、〈幸せ〉と似ているけれどちがうものです。

少しずつ、〈幸せ〉をはっきりとさせていってくれるようです。






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【こころのレシピ】 クリストフ・アンドレ  [幸せの哲学]

あけまして おめでとうございます。

2012年が始まりましたね。

今年は、『こころ』について、より深く考える年としたいと思っております。

【こころのレシピ】という本からここぞと思うところをピックアップしてご紹介したいと思います。


こころのレシピ―幸せと不幸のルール

こころのレシピ―幸せと不幸のルール

  • 作者: クリストフ アンドレ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



今日は、クリストフ・アンドレ氏のことです。

幼い頃・・・・おとぎ話の最後まで来ると「こうして、王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさ・・・」とあるのに疑問を感じた。これが人生最初に感じた〈幸せ〉に対する疑問です。

十歳の頃・・・・・私は大人の話に耳を傾けるようになりました。〈幸せ〉というのは、そんなに難しいものなのだろうか?

二十歳の頃・・・・・大学生になり、議論が〈幸せ〉のことに及ぶと、奇妙なことが起こります。どうして皆、〈幸せ〉という言葉にこんなに反感を覚えるのでしょう?

三十歳の頃・・・・・私は精神科医になりました。〈幸せ〉について悩んでいる人の話を聞くのが私の役目になったのです。〈幸せ〉はどうすれば見つかるのでしょう?

そして今日・・・私はいまだに〈幸せ〉とは何か、はっきりと示すことができずにいます。・・・私にも〈幸せ〉というものが少しは理解できるようになってきたからです。

2006年に出版された本です。

それでは、皆様、今年もよろしくお願いいたします。

楽しく、輝かしい一年としていきましょう!!


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