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【逆境を乗り越えた物語】 新渡戸稲造 [言葉]

こんにちは。

今日から、逆境を越えるための光となる言葉をご紹介したいと思います。


運命を拓きゆく者へ

運命を拓きゆく者へ

  • 作者: 新渡戸 稲造
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/11/30
  • メディア: 単行本



本からの抜粋です。*****(文章を前後してあります。)

人生で何が一番ありがたいかといえば、

自分が失意のどん底にあり、

真っ暗闇に落ちつつある時与えられる一言の慰め、

一条の光明であろう。


旧約聖書にヨブ記という書があり、

他の書に比べて異彩を放っていることは良く知られている。

・・・ヨブ記は、艱難辛苦の物語であるから明るいことばかりではないが、

悲惨ななかにあって自らを慰め、それを切り抜けるヨブの実験と思想が、

われわれに永遠の教訓を与えてくれるのである。

このような話を含んでいるからこそ、

旧約聖書は不朽の世界文学になりえているのであろう。

・・・・

ヨブが苦しんでいたとき、たくさんの友人が彼に向かっていろいろな道理を語ったが、

彼の心を慰めるものは一つもなかった。

彼の心を慰めたのは、煎じつめれば彼自身の心だったのである。


*****以上が抜粋でした。


一番苦しいときには、ヨブの心も苦しかったはずです。

しかし、彼の心を慰めた唯一は、彼自身の心だった・・・というのです。


他の人の言葉は、彼の心の奥には入り込めませんでしたが、

彼自身の心は、何もかも良くわかっているので、慰めることができたのでしょう。


自分で自分に言い聞かせて、あきらめたり、自分の気持ちをなだめることって、

よくあると思います。


それが成功したときには、なんとも晴れ晴れした気分になる事もあります。吹っ切れる・・・とでもいうのでしょうか。。

このようなときに、一番納得できるのだと思います。

一条の光明とは、自分で自分の心を照らす光でもあるのですね。


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