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【心の態度】 中村天風~天風哲学の根本的な考え方 [言葉]

こんにちは。

天風先生自らが、天風哲学の根本的考え方・・・と述べられている箇所をご紹介します。

運命を拓く 天風瞑想録

運命を拓く 天風瞑想録

  • 作者: 中村 天風
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/01/20
  • メディア: 単行本



「この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。

この世は、本質的に楽しい、うれしい、そして調和した美しい世界なのである」

・・・ところが、多くの人は、これを信じないどころか思おうともしないで、

苦痛と、苦難と、失望と、煩悶に満たされているのが、この世であると考えている。


「ああ、幸せだなあ、と思うようなことは、運命的にも、健康的にも、一度も味わったことがない。

だからそう簡単にはおもえない。」と言う人がいるならば、

それは結局、心の態度が変わっていないからで、心の態度を変えない限り、思いたくとも思えない。

天風哲学は、たとえ人生に苦難や苦痛はあろうとも、それを心の力で喜びと感謝に振り替えていくのである。

心が積極的になれば、振り替えることができるのである。

天風哲学が、世界的にユニークであるというのはここであり、同時にここが最も重要な点である。

であるから天風哲学は、神秘的な宗教的な信仰で導くような、価値のない教え方を断じてしないのである。

「いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して、堂々と人生を活きる

ここに天風哲学の最も重点が置かれていることを忘れてはいけない。

以上が抜粋でした。

病で弱っていた天風先生が、カリアッパ師に付いていたときに、

師に「お前は世界一の幸せ者だ。」と言われました。

しかし、天風先生は「その意味が私にはわかりません。」と答えたのです。

「・・・苦しい病に虐げられながらも死なずに生きているじゃないか。

その生きているという荘厳な事実を、なぜ本当に幸せだと思わないのだ。

苦しいとか、情けないと思えるのも、生きていればこそではないか。

生きているのは、造物主がまだ殺す意志がないから、守ってくだされているのだ。

それを幸せと思わないのか。お前は罰当たりだ。」

この言葉に声もでなかった・・・・とあります。

その言葉あって、天風哲学へとつながっていくのだと思います。

天風先生がカリアッパ師に出会うことで、気づき、学び、形にしたことを、

こんどは、私たちが次の世代に伝えて生きたい!

地震・原発・洪水・経済不安・・・等の世界にある『負』を私たちと次の世代が

心の力で生きている喜びと感謝に振り替えていかなくては・・・と思うのです。

今日も、読みにいらしてくださった方々、ありがとうございました。




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