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【わたしにとって贅沢といえば・・・】 ココ・シャネル [言葉]





上の本より~シャネルが作家ポール・モランに語った言葉

私にとっての贅沢といえば、昔から変わらず続いているものだ。

「歳月に磨かれた」オーヴェルニュ地方の立派な家具、どっしりと重たくて地味な田舎の木、
紫がかった桜の木、艶出しで磨かれて黒光りしている梨の木・・・

わたしは貧しい子ども時代をおくったと思い込んでいたのに、
実はそれこそ贅沢なのだと気づいたのだ。

オーヴェルニュでは、すべてが本物で、大きかった。


映画にもなっていたのですが、ココ・シャネルは12歳から約5年間ほど、孤児院で過ごしています。

その孤児院時代のことをひたすら隠し続けながらも、自分のルーツとして認識し、

その飾らぬ力強さに魅かれている自分がいることに気がついたのだと思います。

あの、そこから抜け出して、都会へ行きたかった若き日を思い出しつつも、

『そこ』に自分の描く本物があったことを認めています。

アンチ・ゴージャス、アンチ・見せかけの美 

「大袈裟なのは個性を殺すのよ。表面的なものはみな値打ちを下げてしまう。」

あの時代にあれだけ新しいモードと思われていたココ・シャネルも、

実は昔から続いているもののなかに美を見いだし、

それをルーツに作り上げていたと言う事がよくわかります。


ただ、それまでのモード界では、取り上げられなかった静粛な色を使い、

シンプルな修道服のような裁断・・・

そこが、都会の人々が着るには、眼に新しく映ったのですね。


私たちも、古くからあるのもなのに、何故か新しく感じることがあります。

古くからあるものが、時代を経て、いらぬものをそぎ落としていくうちに、

より洗練されて、本当に必要な線だけが残っていく・・・

残っているもののなかに本物はあるのだ・・・と、そういう眼を持って見てみよう~♪

それでは、また明日~~今日もお読みいただき、ありがとうございました!!




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