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新渡戸稲造 【逆境の善用】 [言葉]

こんにちは。


逆境を越えてゆく者へ

逆境を越えてゆく者へ

  • 作者: 新渡戸 稲造
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/07/01
  • メディア: 単行本



今日は、この本から「逆境の善用とは何か」からの抜粋です。

逆境はひたすらこれを避け、取り除くべきものかというと、

僕はむしろこれを善用することを勧める。

つまり、逆境そのものを善用して、精神の修養に役立てるのである。

・・・逆境も雲と同じで、短い間わずかな周囲を覆うことがあれば、

一年、二年くらい一間四方、一里四方ぐらい付きまとうものもある。

しかし、高所に上がって見てみれば、雲、つまり逆境以外に光明を見ることができるのだ。

壁を一枚越えれば、順境に出ることができるのだ。

後から晴れわたるにわか雨、つまり狭い短い逆境の中にはまって慌てふためいていると、

自ら進んで逆境の中に入り込むことになる。


以上が本からの抜粋でした。


後から晴れわたる『にわか雨』だ と ドンと構えて、高みからすべてを見渡せるようにすれば、

あわてて逆境に中に深く入り込むこともない!

困ったことや、にっちもさっちも行かぬことが出てくると、首が回らなくなってしまい、

見渡せなくなることが多いと思いますが、そのことから逃げるのではなく、ひょいと高みに上ってみる、

違う視点から今の状況を見てみる・・・これが善用につながって行くのだと・・・学びました。

超然と状況を見ることのできる眼 それをまず創ること、

状況に鋭敏・過敏になりすぎないこと・・・が必要なようです!

それでは、また明日~♪





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