グスコーブドリの伝記 [宮沢賢治]
こんばんは。
【グスコーブドリの伝記】が映画化され、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
映画では主人公が猫として描かれています。
違和感を感じる反面、人間の顔だったなら、もっと限定されたイメージを撒き散らしてしまうだろうなあ・・・と思うのです。
漫画を読んでから、あまり猫であることを意識しなくなり、かえってよかったのでは~と思ったりもしています。
それにしても、宮沢賢治さんのメッセージは今現在の地震・原発・・・と重なってきます。
誰かが、他の人々のために犠牲になっている・・・・かもしれない・・・・のです。
しかし、当の本人は【犠牲】というよりも【使命感】や【誰かがやらなければならないのなら、自分が・・】という気持ちで一杯だろうと思います。
そんな今を映し出している物語なんですね。
昔読んだ時には、ぜんぜん緊迫感も感じず、遠い世界のお話だと思っておりましたが、
今は、あまりにも酷似していて、なんだか身につまされてしまう・・・物語です。
まだ読まれたことのない方は、ぜひこの漫画を手にとって見てください。
きっと、宮沢賢治の世界に驚くことと思います。
【グスコーブドリの伝記】が映画化され、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
映画では主人公が猫として描かれています。
違和感を感じる反面、人間の顔だったなら、もっと限定されたイメージを撒き散らしてしまうだろうなあ・・・と思うのです。
漫画を読んでから、あまり猫であることを意識しなくなり、かえってよかったのでは~と思ったりもしています。
それにしても、宮沢賢治さんのメッセージは今現在の地震・原発・・・と重なってきます。
誰かが、他の人々のために犠牲になっている・・・・かもしれない・・・・のです。
しかし、当の本人は【犠牲】というよりも【使命感】や【誰かがやらなければならないのなら、自分が・・】という気持ちで一杯だろうと思います。
そんな今を映し出している物語なんですね。
昔読んだ時には、ぜんぜん緊迫感も感じず、遠い世界のお話だと思っておりましたが、
今は、あまりにも酷似していて、なんだか身につまされてしまう・・・物語です。
まだ読まれたことのない方は、ぜひこの漫画を手にとって見てください。
きっと、宮沢賢治の世界に驚くことと思います。
グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)
- 作者: ますむら ひろし
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1995/07/01
- メディア: 文庫
宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)
- 作者: 宮沢 賢治
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/01
- メディア: 文庫
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