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祈りの態度  姜尚中「あなたは誰?私はここにいる」 [祈り]

こんにちは。

今日は、引き寄せの法則ではありませんが、宇宙に通じる道だと思います。



フランスの画家、ジャン=フランソワ・ミレー『晩鐘』
http://www.salvastyle.com/menu_realism/millet_angelus.html

下の本の中の『祈りの態度』という章から抜粋します。*****


・・・心を込めて祈っている二人の姿の中には、国の違い、文化の違いを超えた静かな感動があって、

祈りとは一体何なのだろうと、改めて考えさせられます。


この点で示唆深いのは、・・・ヴィクトール・フランクルの指摘です。

彼によると、人間の行為には三つの価値があります。

一つは「創造」。

芸術も含めて何かを作り出すクリエイティブな行為です。


二つ目は「体験」です。

人間は生きている中で常に何らかの体験を繰り返しています。

ささやかなものから稀有なものまで、いろいろなレベルの体験があります。


そして三つ目は「態度」です。

コレは、何ものかを創り出す創造でもなければ、何事かを体験することでもなく、

変えることのできない運命に対してどのような態度をとるかということです。


しかし、フランクルは、この「態度」というものにおいてこそ、人間の真価―尊厳が表れていると説いているのです。

私は、「祈り」というのは、まさにこの「態度」の中に含まれると思います。


・・・・

敬虔な祈りには、人の心を突き動かす何かがあります。

*****以上が本よりの抜粋でした。


ここからは、あくまでも私の考えです。

祈りの絵を見たとたんに、自分の中でも手を合わせ祈ってしまう・・・・

それは、「「今日も無事に一日すごすことができて、ありがとうございます。」

などの、感謝の気持ちが伝わってきて、ああ、そうだ!と我々もその感謝を思い出すからではないでしょうか。

祈り = 感謝 →

感謝と愛は宇宙と最もつながりやすい状態を作るのです。
(ドクター・ディマティーニも感謝と愛と言っています!)


そう、我々の中にすでに、感謝や愛の気持ちは備わっているとおもいます。

ただ、忙しかったり、心がささくれ立っていたりすると、

その気持ちのほかにいろいろと混じっていて、表層部に出てこない・・・というか、

その気持ちを持っていたことを忘れているのではないでしょうか。


それを、思い起こさせてくれるのが、絵画であり、音楽であり、文学であり、お話であり、人とのつながりであり・・・・

と、自分以外の他のものに気持ちがふといったときだと思います。


芸術の意義にずいぶんと悩んでいた私ですが、この本を読んで久し振りに、ちょっとすっきりとしました。

宇宙と繋がるパイプを通じやすくする 感謝の気持ちと・愛情の気持ち~~

それらを思い起こす芸術を発信していきたいと思いました。


昨年の震災があってから、もうすぐ一年。

このことがあってから考え直すことが多々あって、

ずいぶんとあちこちかじったけれど・・・・

行き着いたのは、

そして「感謝」と「愛する気持ち」を忘れないで生きていく・・・ということでした。

いつも「いい気分の自分でいよう!」ということも重要課題!!ですね。

どんな逆境でも、まっすぐに胸を張って生きていこう!










あなたは誰?私はここにいる (集英社新書)

あなたは誰?私はここにいる (集英社新書)

  • 作者: 姜 尚中
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/09/16
  • メディア: 新書



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