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【さまざまな可能性・・・・】 アランの「ディオゲネス」より [アランの幸福論]

こんにちは。

アランの幸福論より

【さまざまな可能性を考えて決断する】

人が幸せを感じるのは、決断する時と、考えだすときだけである。

このことはトランプ遊びを見ればわかる。

いろいろな可能性を考えて決断する自分の力を、誰もがじっくりと味わっているのだ。

以上が本よりです。

アランの幸福論

アランの幸福論

  • 作者: アラン
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2007/12/15
  • メディア: 単行本



「44 ディオゲネス」と最後に書かれているので、ディオゲネスという人の何かを読んでかんじたことなのでしょうか・・・・

ちなみにディオゲネスとは、電子辞書のブリタニカによると~~

ディオゲネス・アポロニア
ディオゲネス・シノペ
ディオゲネス・セレウケイア
ディオゲネス・ラエルティオス

・・・と4人の名前とその地名が出てきました。たとえば、シノペ出身のディオゲネス・・・と。

この中で、アランがここで取り上げたのは、このシノペ出身のディオゲノスではないかと思います。
あくまで、勝手な想像です。


紀元前412年ころに生まれ、紀元前324年ころに没し、逸話は多いがいずれも疑わしい。。。とあります。

無政府主義的なユートピアの生活を描いた『国家』という著作が残っているそうです。

キュニコス(犬)派の代表的存在で、「樽のディオゲネス」として有名だそうです。

社会的風習の蔑視の罪で告訴され、故郷を追放され、

アテネを出た後も、あらゆる慣習的行為や社会通念を軽視し、

極貧生活に甘んじた。

幸福はただ自然的欲求に従った苦労のない自由な生活、

すなわちソクラテス的な意志の強さによる節制と無恥の心に支えられて・・・・
(このへん理解できませんでしたが)

アリストテレスがその生活態度をとらえて「犬」と呼んだことから「キュニコス派」とよばれるようになった。



この慣習的な行為や社会通念を蔑視し守らないということを、自分の理念として決断し、

じっくりといろいろな可能性を考えてその生活を選んだという点。

その後の生活そのものよりも、その決断を下すまでのその時が

ディオゲネスの幸福であったのかもしれません。


決断といえば、今 瀧本哲史氏の「武器としての決断思考」を読んでいますが、

これは、大学生になってすぐに読むといい本です。

京都大学で『意思決定の授業』をなさっていらっしゃる方です。

若者にオススメ・・・必読だと思います。


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