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【広大無辺の大宇宙よりもさらに・・・】 中村天風 [言葉]

こんにちは。
きょうは、中村天風先生の『第五章 大いなる悟り』からです。



運命を拓く 天風瞑想録

運命を拓く 天風瞑想録

  • 作者: 中村 天風
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/01/20
  • メディア: 単行本



この第5章は、宇宙と人とのつながりを説いています。道元の『正法眼蔵』も引用されています。

ここは、とても難しい章で、何度もじっくりと読んでみなくては・・・と思います。

要約をまず書いてみましょう。(本からの抜粋もあり、省略もあり・・・)

天風先生曰く、

現代の人々は、物質文明という時代に生まれたおかげで、

物質的方面の生活に対する便利さは、昔と今では比較にならない。

が、精神文化は置き去りにされている

計り知れない偉大な心を与えられているということに、気がつかなければいけない。

それが本当に悟れると、心の持ち方を消極的にしてはいけないんだと、自然と悟れる。

宇宙の広大さ、宇宙の空間を秩序正しく運行している様、そういうことを知る時、

宇宙の尊厳さにひとしお敬虔の想いを感じる。


そこで気がつかなくてはならないのは、人間の心の大きさ

この幽厳微妙な神秘の数多い世界の中で、

人間の心だけが、こうした尊い偉大な働きが与えられているのはなぜかということを、

想いを深くしてさらに考えてみよう。

あなた方の自我の中には、造物主の無限の属性が宿っている。

そして、自分および人の世のために、その尊いものを善用して、

この世に生まれた人間達の幸福を増進し、進化と向上を現実化させようとする、

造物主の意図に他ならない。


運河の水を考えてみよう。

運河だけ考えてみると、水量は極めて少ないようにしか見えない。

しかしあれが大海と繋がって存在している現在の状態を考えてみるなら、

運河は無限の水量とつながっているのだ。


人間を考えてみよう。

人間はその心を通じて、自分の生命と造物主とが常に結びついている。

運河の水も大海の水も同じだ。

そうしたら人間の生命の中に存在する不思議な力は、造物主が持っている力と同じ力である。

どんな場合であろうと、この造物主と自分の生命との結び目を堅固に確保することである。

結び目を堅固に保たないと、病が出たり、不運が来たりするのである。

消極的な心になると、自分ではそうしたつもりはなくても、造物主の心と自分の心とが離ればなれになってしまうのである。

この結び目を堅固に保つためには、どうしたらよいのか。

それには、我が心を、造物主(宇宙霊)の心の状態と同様の状態にして活きることが、秘訣第一である。

造物主の心は絶対に積極である。

心の誠と愛を満たし、和を旨とした生活をすれば、造物主と自分との結び目が堅固にできる。

*****

宇宙との繋がりをしっかりとしたものにするには、心の中を「人がなんと言おうと、そうするのだ!」と積極的にすること。

自分の中にその宇宙の無限我(力)が入っていることを夢にも忘れてはいけない!

・・・と喝破しているあたり、天風先生の見つけた、悟られた中でも重要なことでしょう。

これは、『引き寄せの法則』エスター・ヒックス女史の述べている考え方(エイブラハムの教え)とぴったりと一致します。

わたしにも、『宇宙の力・造物主の力』の一部が入っていて、それを使えると思うと、心強いです。

宇宙と人間の心について、道元も人間の心の広さに言及しています。

幸福の増進・進化と向上・・・・人間の目指すところは、そこなのだと、

もう一度自分の心を見つめてみませんか?


引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

  • 作者: エスター・ヒックス
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/10/30
  • メディア: 単行本



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